2007.03.04 Sunday

販売アイテムと各種ゲームスキル・アイテムの適正表示を求める署名運動のまとめ

こんばんは、さくっちです。

 12月23日〜12月26日までの間、販売アイテムと各種ゲームスキル・アイテムの適正表示を求める署名運動を行わせて頂きました。

 これは、ガンホー・オンライン・エンタテイメント株式会社が運営するオンラインゲーム「ラグナロクオンライン」で昨年12月に新たに導入された販売アイテムの一部に、誤解を招く恐れの高い表示等があったため、その是正を求めるための署名です。

 3日間という短期間でしたが、324名の方が署名して下さいました。また、オンラインゲームという特性からゲーム内のキャラクター名による署名も募ったところ、こちらには1125件の署名がありました。ご協力ありがとうございました。

詳細:12月23日記事 販売アイテムと各種ゲームスキル・アイテムの適正表示を求める署名運動


 12月27日、景品表示法に違反している疑いがあるとし公正取引委員会に申告、また特定商取引法にも抵触している恐れがあるとし経済産業省に申し出をそれぞれ行いました。
 12月28日には、ガンホー・オンライン・エンタテイメント株式会社宛て要望書を提出しています。
 いずれの際にも、行政庁宛てには署名をガンホー・オンライン・エンタテイメント株式会社宛てにはキャラクター署名も添えて提出させて頂きました。

詳細:12月28日記事 販売アイテムと各種ゲームスキル・アイテムの適正表示を求める署名運動の結果について


 要望書に対するガンホー・オンライン・エンタテイメント株式会社よりの回答は、1月12日に届いています。

詳細:1月13日記事 ガンホー社より届いた、要望書に対する回答書について 

 要望書に対する個人的な見解の詳細については、下記の記事をご覧いただければと思います。
 簡単に整理しますと「ユーザーとの信義を失うと指摘されることは当然の結果と認識」していることや「今回の件についての謝罪と、次回以降の再発防止の徹底」等について書かれています。また、「有償アイテムに不具合が発見された場合は、ShopPointの返還を行う」とし、販売アイテムの表示内容により誤解し購入した消費者への返金を行うという回答はありませんでした。

詳細:1月14日記事 回答書に関する「個人的」な見解 


 特定商取引法に抵触しているのではないかと申し出た件については、経済産業省に回答義務の無い申し出であることから、これ以降は公正取引員会へ申告した景品表示法の件についての回答を待つことになりました。
 先月2月25日、公正取引委員会より通知書が届きました。
 内容は、「景品表示法に係る違反事件としての調査を行うまでには至らなかったため、措置をとりませんでしたが、今後の事件処理のための参考資料とさせていただくこととしました」というものでした。

詳細:2月25日記事 公正取引委員会より、申告に対する通知書(回答書)が届きました。


 今回の署名運動ですが、まず最初に直接的・具体的な成果を挙げることが出来なかった点についてお詫びいたします。また、私が本名を公開して募集していない点についても大変申し訳なく思っています。
 本来であれば公開して募集すべきなのですが、ネットで問題にされている匿名の悪意からくる被害を防ぐために非公開にさせて頂きました。
 そんな中、今回実名で署名してくださった方々には大変感謝しています。どうもありがとうございました。


 成果と呼べるものがあるかどうかについては、様々な考え方があると思いますが、以下に私の考えを少し書きたいと思います。


 現在オンラインゲームには、消費者団体の様な利用者の権益を保護する目的の団体は存在しません。それだけが原因ではありませんが、運営会社の行いに対し、利用者が何らかの形で対抗することや改善を求めることは難しいのが現状です。
 問題のある行為を放置しておくと、利用者は容認していると運営会社に見なされてしまいます。そして、次から次に問題行為が起こるようになっていきます。何が利用者が問題と感じるのか、その点が分からなくなるのかも知れません。


 今回の「販売アイテムと各種ゲームスキル・アイテムの適正表示を求める署名運動」ですが、よく無駄な行いだという話を聞きます。
 全てが無駄であると最初から割り切って何も行わないのも選択肢の一つですが、何かを変えるために活動を行うのも選択肢の一つです。
 
 今回の署名運動が無駄であったかというと、私はそうは思いません。
 利用者は、運営会社の行いを監視していること。そして、何らかの問題があれば行政機関に実際に働きかけを行うこと。このことは、運営会社に対して大きなプレッシャーとなります。
 また、今回は偶然にも私が取材を受けることになったことから、マスコミの方にも情報提供を行っています。今後同様の事が万が一起こり問題となった際には、取り上げられる可能性もあります。
 働きかけを行った結果が目に見えなくとも、事実は積み重なります。積み重なった結果、何らかの形で表に出ることになるかもしれません。
 同じことの再発を抑える、他の問題を起こさせないようにするという意味合いも含め、無駄とは考えていません。


 この1年、各オンラインゲームの運営体制は、従来と比較すると改善の方向に向かいつつあると思います。

 これは、利用者が増えたことや各方面でRMTやBOTの問題が浮上し始めたことがあります。その中の一要素として利用者による改善運動があると断言はできませんが、少なくとも何らかの影響はあると思います。
 雑誌でユーザー運動が取り上げられたこともあります。先日のテレビ放送に際しても、私を含め数名が取材を受けており、実情については情報提供を行っています。
 実際の利用者の声も、徐々にですが表面化しつつあるのではないでしょうか。


 今後、再び同様の問題が起こった際には、再度署名運動や行政庁への働きかけを行いたいと考えています。
 また、それ以外の運営やRMTに対する問題等でも署名運動を行うかもしれません。
 本署名運動はこの記事をもって終了しますが、その節には内容にご賛同頂けましたら是非ご協力をお願いします。

2007.02.25 Sunday

公正取引委員会より、申告に対する通知書(回答書)が届きました。(販売アイテムの適正表示署名運動)

こんばんは、さくっちです。


昨年12月28日、ガンホー・オンライン・エンタテイメント株式会社が運営する「ラグナロクオンライン」係る販売アイテムの広告表示について、公正取引委員会に「不当景品類及び不当表示防止法第4条第1項違反被疑事実の申告」を署名323名分を添えて行った件について、昨日2月24日回答の通知書が届きました。

通知書の中身をご覧になる前に、先に申し上げておきたい点がございます。

「通知書は、今回申告の行った件についての結果のみを通知しているものであり、他の申告に影響を及ぼすことはありません」

「平成18年12月28日に申告を行った件に対する通知であり、それ以外のいかなる件とも関係ありません」

「公正取引委員会は、申告された内容に対してのみ、不当景品類及び不当表示防止法に基づいた判断を行い、今回法に基づき申告者に対し通知を行ってきています」

「国、その他行政機関が今回の件について、何らかの判断を下したものではありません」


恐らく、あえて曲解して広める方も出てくると思いますので、事前に書かせて頂きました。


通知文は下の画像となっています。
公正取引委員会 通知書

「景品表示法に係る違反事件としての調査を行うまでには至らなかったため、措置をとりませんでしたが、今後の事件処理のための参考資料とさせていただくこととしました」との通知をされてきています。

同様の申告を行われていた方にも、すでに回答が届いているかと思いますが、恐らく同様の内容と思われます。

結果は残念でしたが、今後の事件処理の参考にされるとのことです。

同様の問題が発生した場合、次回は調査を行って頂けるかもしれません。その際には、今回の申告も参考として活用されることを願っています。

販売アイテムと各種ゲームスキル・アイテムの適正表示を求める署名運動」に関しては、公正取引員会よりの回答をもって終了となります。

内容や運動についての総整理は、後日改めて当サイトに掲示させて頂きます。


最後に、本件についての注意事項を単刀直入に言います。(念のためです)

「公正取引委員会が認めたんだ!! 国が認めたんだ!! 合法だ!!」ということでは断じてありません。

そう広めたい気持ちもわからなくは無いですが、それは間違いです。実際に訴訟を検討されている方の妨害にもなります。

出来れば、個人の感情で曲解・捏造した内容で広めない様にして下さい。よろしくお願いします。

2007.01.20 Saturday

ガンホー社より、公式サイト上には掲載できないとの回答

1月19日の記事で、要望書に対する回答を公式サイト上に掲載することをお願いしましたが、昨日回答が届きました。
0120kaitou
200万IDらしいので、308名では特定のユーザーなのでしょう。一体何名集めれば特定では無くなるのでしょう。
少なくともガンホー・オフラインミーティングの応募者数の7倍を超えるとは思うのですけども。

2007.01.19 Friday

公正取引委員会へ確認とガンホー社へお願い

公正取引委員会に電話を行い確認をしてみました。

確認した結果、審査中の案件についてはお答えすることが出来ないとのことです。
審査結果については、発送元の住所宛に郵送にて送付して下さるとのことです。
早い物で数ヶ月、時間のかかる物ですと1年弱となる場合もあるとのことですので、相当期間がかかります。
こちらは、今後の動きがあり次第公開します。

ちなみに、申出を行った案件については全て審査を行うはずですので、今回の件で特別に審査を行っていると誤解されませんようお願いします。
(申出書が形式を満たしていなかったり、内容が不足している場合も、その旨連絡が来るはずです)

ガンホー社に対しては、本日下記の内容にて公式サイト上へ掲載を行うようにお願いしました。
0118saisoku
あくまで依頼ですので、法的拘束力とかは一切ありません。こちらも、誤解の無い様お願いします。

2007.01.14 Sunday

回答書に関する「個人的」な見解

こんばんは、さくっちです。
昨日の記事にしました「ガンホー社より届いた、要望書に対する回答書について」に対する「個人的」な見解を書いてみたいと思います。

署名活動にご協力くださった皆さんの総意ではありません。ご注意ください。

・回答内容について
1.ユーザーとの信義を失うと指摘されることは当然の結果と認識
2.今回の件についての謝罪と、次回以降の再発防止の徹底。
3.有償アイテムに不具合が発見された場合は、ShopPointの返還を行う
4.既存スキル・アイテムに係る件については、無回答。


簡単に整理すると、上記の様な内容になるのではないでしょうか。


1については、自ら信義に反する行為であったと認識している模様です。
民法第1条 (基本原則)
第2項 権利の行使及び義務の履行は、信義に従い誠実に行わなければならない。
信義誠実の原則(信義則)は契約全般に適用されています。会社として信義に反する行いであったと認識しているのであれば、契約解除に応じるべきであると個人的には思っています。

2は謝罪と再発防止です。信義則に反するとの認識を示されていますので、次回以降同様のことが発生した場合、どのような対応を取られるのか非常に興味深いです。

3は仮想通貨とその商品の関係」にも書きましたが、ShopPointは複数のアイテムに利用可能であることから、ShopPointを返還するというものです。ですが「有償アイテム」と回答していることから有償であるとの認識が伺えます。

「有償アイテム」ということは、消費者は対価を支払っているわけですが、その対価が何なのか非常に興味深いものがあります。
アイテムが金銭的価値を有するということなのか、それともShopPointが金銭的価値を有するのか。ガンホーコインが金銭的価値を有するのか。あるいは、金銭以外の対価を消費者は払っているのか。
有償と書いてあるからには、いずれかに対価に見合う相当の価値があるのでしょう。

信義則に反する行いがあったと契約の相手方が認めているため、契約を破棄する。ついては、その対価の返却を求めると消費者に訴えを起こされた場合、何を返却するのでしょう。ShopPointは対価足りえるのか、様々な意味で気になるところです。

4の既存アイテム・スキルに関する件は、無回答でした。見解を示すことは、ガンホー社にとって不利益にあたるので恐らくは無回答なのでしょう。消費者契約法に基づいた質問等を行えば、再度回答を求めることは可能かもしれませんが、いずれにしても回答義務はありません。非常に不誠実ではあるとは思いますが。

署名に関しては実名のみの考え方の模様です。これは一般的ですので、キャラクター署名が適用されなかった件についての不満はありません。背景には、これだけの声があるという点で添付している部分も大きいので、無意味とも考えていません。


よく、詐欺といった話もお聞きしますが、個人的には詐欺は成立しないと考えています。理由は、現金と有償アイテム間に客観的な繋がりを証明出来ないと考えているからです。該当されると思われる方については、捜査機関への告発を視野に動かれてみるのも良いと思います。


署名という性質上、当初署名を募集した際に記載してある内容以外の行動は行うことが出来ません。
正直、ガンホー社に対する取り組みは、今回の実名署名でも対応に変化が見られないことを考えると、消費者側は法やマスコミに訴える以外は非常に厳しいと実感しました。今後は、公正取引委員会と経済産業省へ提出した件について取り組んで行きたいと思います。
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