2008.07.10 Thursday

ユーザーコミュニティの自浄作用と不正対策

 こんにちは、さくっちです。RAGUくえりの反響か、RAGUのカウンターが凄い勢いで回って良いやら悪いやら。
 修正依頼も一杯来てますが何時になるやら。簡単なところは他の人も修正できますが、基幹部分は難しいです。

 大きく分けて、不正対策には3つの手段があると考えています。
 1.技術的対策
 2.運営方法による対策
 3.ユーザー間抑止による対策

 1は、不正ツールを実行不可能にする対策、抜本的な対策です。
 2は、人力による不正者の排除、法的措置等が考えられます。
 3は、ゲーム内社会における、ユーザー自らの手による不正者の排除です。

 1と2については、基本運営側において取り組むべき対応です。
 ゲーム内における司法・立法・行政を運営会社は一手に担っています。

 では、「ユーザー自らの手による不正者の排除」とはどのようなものでしょうか。
 
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2008.03.05 Wednesday

エミュレーターサーバーの違法性について

 こんばんは、さくっちです。

 RAGUweb.netの中の人にプログラムの更新を頼まれまして、気合いが入らなかったので代わりに記事を提供。
 ・・・・・・更新は避けられないので地味にやります。大型パッチは面倒です。

 過去からの宿題でした、オンラインゲームのエミュレーターサーバーについて、違法性を少し掘り下げてみました。プログラムの著作権ではなく、データベースの著作物であるという観点の記事になっています。

 内容については、こちらよりご覧下さい。(後日転載します)
 ・エミュ鯖の「サーバー側」著作権侵害の可能性について(RAGUweb.net)

 利用者側の問題、クライアントプログラムに関する問題には触れなかったのですが、やはり違法性が高いという結果となりました。
 例え匿名性の高いネットであっても、モラルや良識を持って行動したいものですね。

2008.02.28 Thursday

技術的不正対策によるゲーム環境の悪化、ユーザーの理解を得るためには(その1)

 こんにちは、さくっちです。年度末は忙しくてかないません。
 
 先日、ついにラグナロクオンラインで昨年7月より始まった一連の不正対策が終了しました。
 今週末の状況を見てみなければ分かりませんが、今のところ効果を発揮している様に感じます。
 
 一方で、不正対策に伴い「重たくなった・ラグが発生するようになった」という声もあるようです。
 今日は「技術的不正対策によるゲーム環境の悪化」について少し考えてみたいと思います。
 
 最初に記事を書くきっかけとなった出来事を紹介しましょう。これはゲーム内の話です

 ・不正対策によってラグが発生するようになって死んだ。
 ・自分が遊んでいるMAPにはBOTがいないのだから、対策でラグが発生する方が問題。
 ・ゲームの仕様がマゾなんだから、不正ツール使用キャラクター(BOT)が産出するアイテムは必要不可欠。
 ・BOT対策を求める奴がいるから暗号化が来た。迷惑だ。
 
 恐らくは不正対策による悪影響に対する愚痴なのでしょうが、私に話すのはどうかなと。
 ラグの原因となった暗号化を実施する原因を作った張本人の1人ですよ?(苦笑)
 
 
 それはさておき、上記を要約すると「不正対策によってゲーム環境が悪化した!」となると思います。
 ちなみにその方は、昔BOTが蔓延していた頃は運営会社を責めていました。不正対策を行うべきと。
 
 果たして、不正対策によるゲーム環境の悪化は、どの程度であればユーザーの理解を得られるのでしょうか。
 まずは、どんなユーザーがいるのか、その一端を紹介してみましょう。

 私の場合、こういった活動をしているため比較的運営会社の対策結果には理解が有る方だと思います。
 少なくとも今回のラグナロクの対策では、目立った不具合を感じない程度には理解があります。
 
 こういった活動をしてなくても、BOTやRMTがゲーム世界に悪影響を与えていることを知っている方は、比較的理解が有るように感じます。多少不便だが、ゲームの為には必要なのだからやむを得ないというところでしょう。
 
 余り関心の無い方は、自分に直接的な被害が及んでいる場合は対策による不便にも理解がありますが、そうでない場合は不便になることに対して納得しません。時には、被害を受けているユーザーを責めることもあります。
 
 そして、積極的に不正行為を利用する方々。この辺は語る必要もないので省略します。
 
 また、こんな方々も数多く存在します。「金を払っている・利用しているのだから、自分に取って快適な環境を与えるべき」という方々です。
 不正対策は当然行って然るべき。だが、結果悪影響が出ることは一切認めないという感じです。

 モンスターユーザー、モンユと言われる方々も存在します。

 他にも様々な方がいらっしゃいますが、当然ながら全員が満足する不正対策は極めて困難です。
 では、どの様な対策を行えば良いのでしょう。次回はその点について少し考えてみようと思います。

2008.02.16 Saturday

運営会社に代金を支払わないことが、ゲームの改善に繋がるのか

 こんばんは、さくっちです。昨日に引き続き手抜きです。といっても、同じ事を2度書くのも大変ですので・・・

 ※この記事は、2007年5月9日に書かれたものです。

 昨日に引き続き、あまり触れたくない話題でもある「ゲームを辞めないで代金を支払うから、運営会社が改善を行わないんだ」という意見について、考えていきたいと思います。


 ゲームを続けることは、運営会社に対し金銭を貢ぐ行為という意見を度々耳にします。多くの人間がゲームをやめれば、運営会社も利用者が辞める原因を改善するはず。ゲームを続ける人が多いから改善されないという意見です。

 単純にゲームをやめる事が改善に繋がるのか、私には疑問でなりません。

 一般的に、不買運動といわれるものは、不買の理由を明確に示し、外部に発信し、一定の規模を持って行わなければ意味がありません。不買運動は、不買という行為を圧力に何らかの目的を達成するために行われます。
 そのためには、既に購入している人、これから購入を行おうとする人に、運動に賛同してもらう必要があります。
 何故、不買運動を行うのか。相手が何を行えば、不買運動を中止するのか。
 そういった事を取りまとめる主催者の存在も、また不可欠です。
 目的無き不買運動、合理的な理由無き不買運動は、営業妨害にもなりかねない危険を孕んでいます。
 
 上記の様な条件をクリアした不買運動は、非常に有効な手段だと思いますが、単発的に「嫌だからゲームをやめる」者が増えても、それは不買運動にはなりえません。単なる利用者の減少と、何ら変わりありません。

 利用者が減少すれば、運営会社は、ゲームに必要なコストを圧縮したり、新たな販売物を増やす等を行い利益を確保する動きに出るでしょう。サーバーの統廃合やゲーム管理に要する人員の削減といった形でも現れてくると思われます。

 不買運動とは異なり、単なる利用者の減少の原因は多岐に渡ります。利用者の減少が直接ゲーム環境の改善に結びつく可能性は、残念ながら低いと言わざるを得ないと思います。

 不買運動を否定している訳ではありませんが、目的・理由が明確でない不買運動は、単に利用者の減少を産むゲームの寿命を縮めるだけの行為であり、ゲームを継続利用したい人に取っては百害あって一利無い行為だと思います。


 この、「ゲームをやめないで代金を支払うから、運営会社が改善を行わない」という意見、既にゲームをやめた方々より多く聞かれます。それは何故なのでしょうか。

 ゲームを続けている人にとって最も優先されることは、ゲームを続けることです。支払い停止はゲームをやめることです。これは、当然のことながらゲームを続ける事に反します。
 
 一方、既にゲームをやめた人にとってゲームの継続は最も優先される事項ではありません。ゲームをやめることが抗議活動と説いても、ゲームを続けている人の目的とは反します。このため、ゲームをやめることを前提とした意見は、ゲームを続けている人には受け入れ難いものです。
 ゲームをやめた人による、ゲームを続けている人に対する批判は、この立場の違いにより生まれるのでしょう。


 昨日の記事にも書きましたが、嫌だからゲームをやめたのであれば、嫌なことからは離れるべきです。いつまでも嫌なことにしがみついているのであれば、やめた意味が少なくなってしまいます。

 改善の為にゲームをやめ不買運動を行うのであれば、理由を含めて外部に向けて積極的に発信し、多くの人の賛同を得なければ効果は期待できません。何も行わずにゲームをやめることを勧めるのは、単なる利用者の減少と変わりありませんし、何よりゲームの存続を望む利用者の同意は得られないでしょう。

 運営会社に嫌な思いを味あわされたので、倒産を願い嫌がらせを行うことは、俗に言う復讐に当たります。
 それを目指すことも止めはしませんが、ゲームを継続している利用者の理解は得られないでしょう。


 不買運動は、ゲーム改善を運営会社に求める方法としては、有効な方法です。ですが、不買運動で無い支払い停止運動は、意味が薄いばかりかゲームにとって悪影響を及ぼします。

 支払い停止により改善を求めるのであれば、上記にも書いた様に最低限不買運動の形式を満たす必要があります。
 このため、「ただ単に運営会社に代金を支払わないことが、ゲームの改善に繋がるのか」という問いに対しては、私は改善には繋がらないと答えます。


 昨日今日と、ゲーム改善運動を行うに際に良く受ける批判意見についてお答えしてみました。
 同じような活動を行われている方々の参考になれば幸いです。

2008.02.15 Friday

ゲームをやめることは解決に繋がるのか

 こんにちは、さくっちです。最近リネージュ2が盛り上がっている様なので色々と過去記事を掲載します。(手抜き?)

 ※この記事は、2007年5月8日に書かれたものです。

 余り触れたく無い話題なのですが、「嫌ならゲームをやめれば良い」という意見について考えて行きたいと思います。ゲーム改善運動を行いたいが、一部ユーザー層よりの攻撃が怖いという声も聞こえてきます。そんな方々の参考となれば幸いです。


 「嫌ならゲームをやめれば良い」という意見ですが、これは正しい選択肢の一つだと思います。
 上司が嫌いだから会社をやめる。いじめを受けるから転校する。イライラするから禁煙をやめる。極論は自殺ですが、やめることにより確かに嫌なことから逃れることが可能です。
 ゲームを続ける事と辞めることの利益不利益を天秤にかけ、不利益の方が多いのであればやめるのも一つの選択です。

 「嫌だからやめる」という選択は、自分が嫌なことから遠ざかる選択としては最も効果的ですが、嫌なことそのものが無くなる訳ではありません。会社を辞めても嫌な上司はそのままですし、転校してもいじめっこは前の学校に居ます。

 何をもって解決と言うかは人により異なりますが、「嫌だからやめる」という方法は、自分自身に対する解決の方法です。この方法を選択し、やめた後は一切関与しないとする選択が、もしかすると一番賢いのかもしれません。
 ゲームは生活必需品ではありません。心残りが無いのであれば、最良の選択ではないでしょうか。


 人は、自分の選択を最も正しいと思いがちです。

 このため、「嫌だけどもやめない」という選択を取っている人に対し、既にやめた一部の人は「嫌ならやめろ」「やめないのは愚かだ」と言い、「嫌だけどもやめない」人を非難するかもしれません。

 ですが、「嫌だからやめた」人が「嫌だけれどもやめない」ことを選んだ人を非難するのは誤りです。
 それは、自分の選択が最も正しいと他者に押し付けることに他なりません。

 「嫌だけれどもやめない」という選択をとっても、解決を目指す方法は幾つもあります。

 ゲーム改善運動も、そのなかの一つです。

 ゲームを続ける事と辞めることの利益不利益を天秤にかけ、続けることを選んだ者が、不利益の原因を解消することを目的として行う運動です。続けることを選んだからといって、全ての不利益を甘受しなければならない理由はどこにもありません。嫌なことには抵抗し、改善を目指すことは不自然なことではありません。

 会社に残ったものが、上司に対し物申す。前の学校に残ったいじめの被害者が、加害者に対し物申す。会社に残った、学校に残ったのだから全てを甘受すべきという話にはなりません。
 会社の上司に問題があるのであれば、さらに上の上司や官公庁より指導してもらう。いじめっこに対しては、先生やPTA・警察や場合によってはマスコミを利用する等、実際に直接改善が期待できない場合には、別の方向よりアプローチする手段もあります。

 「嫌な事をする相手が悪い」のはそのとおりですが、何らかの行動を起こさなければ改善されません。
 自分で動く、他人が動くのを待つ、あるいは嫌な事から逃れる。どの方法を選択しても誤りではありません。
 目的が「嫌な事から逃れる」ということであれば、どの方法でも達成されます。

  
 ここで「ゲームを辞めないで代金を支払うから、運営会社が改善を行わないんだ」という意見が出ると思います。
 明日は、この支払い停止について書いていきます。
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