2008.02.28 Thursday

技術的不正対策によるゲーム環境の悪化、ユーザーの理解を得るためには(その1)

 こんにちは、さくっちです。年度末は忙しくてかないません。
 
 先日、ついにラグナロクオンラインで昨年7月より始まった一連の不正対策が終了しました。
 今週末の状況を見てみなければ分かりませんが、今のところ効果を発揮している様に感じます。
 
 一方で、不正対策に伴い「重たくなった・ラグが発生するようになった」という声もあるようです。
 今日は「技術的不正対策によるゲーム環境の悪化」について少し考えてみたいと思います。
 
 最初に記事を書くきっかけとなった出来事を紹介しましょう。これはゲーム内の話です

 ・不正対策によってラグが発生するようになって死んだ。
 ・自分が遊んでいるMAPにはBOTがいないのだから、対策でラグが発生する方が問題。
 ・ゲームの仕様がマゾなんだから、不正ツール使用キャラクター(BOT)が産出するアイテムは必要不可欠。
 ・BOT対策を求める奴がいるから暗号化が来た。迷惑だ。
 
 恐らくは不正対策による悪影響に対する愚痴なのでしょうが、私に話すのはどうかなと。
 ラグの原因となった暗号化を実施する原因を作った張本人の1人ですよ?(苦笑)
 
 
 それはさておき、上記を要約すると「不正対策によってゲーム環境が悪化した!」となると思います。
 ちなみにその方は、昔BOTが蔓延していた頃は運営会社を責めていました。不正対策を行うべきと。
 
 果たして、不正対策によるゲーム環境の悪化は、どの程度であればユーザーの理解を得られるのでしょうか。
 まずは、どんなユーザーがいるのか、その一端を紹介してみましょう。

 私の場合、こういった活動をしているため比較的運営会社の対策結果には理解が有る方だと思います。
 少なくとも今回のラグナロクの対策では、目立った不具合を感じない程度には理解があります。
 
 こういった活動をしてなくても、BOTやRMTがゲーム世界に悪影響を与えていることを知っている方は、比較的理解が有るように感じます。多少不便だが、ゲームの為には必要なのだからやむを得ないというところでしょう。
 
 余り関心の無い方は、自分に直接的な被害が及んでいる場合は対策による不便にも理解がありますが、そうでない場合は不便になることに対して納得しません。時には、被害を受けているユーザーを責めることもあります。
 
 そして、積極的に不正行為を利用する方々。この辺は語る必要もないので省略します。
 
 また、こんな方々も数多く存在します。「金を払っている・利用しているのだから、自分に取って快適な環境を与えるべき」という方々です。
 不正対策は当然行って然るべき。だが、結果悪影響が出ることは一切認めないという感じです。

 モンスターユーザー、モンユと言われる方々も存在します。

 他にも様々な方がいらっしゃいますが、当然ながら全員が満足する不正対策は極めて困難です。
 では、どの様な対策を行えば良いのでしょう。次回はその点について少し考えてみようと思います。

2008.02.25 Monday

【再掲】3月2日リネージュ2デモについて

 こんばんは、さくっちです。サイトのお引っ越しを検討しています。RAGUを綺麗にしすぎたので、間借りしようかと。

 先日も話題にしたリネージュ2の不正者反対デモ、次の日曜日に開催される予定です。
 私も一応LV10のキャラクターを作成したので参加予定です。

0302リネージュデモ

 今日、偶然ですがROで冤罪の話を耳にしました。この辺もどうするか考えないといけませんね。

2008.02.19 Tuesday

FFXIで行われたRMT抗議運動について

 こんにちは、さくっちです。上のニュース、エラーが出ますね。RAGUを高機能にしたための弊害だったりします。

 自分的メモも兼ねて、2006年7月7日から7月8日にかけて行われたFFXIのRMT抗議運動の資料紹介です。

 運動そのものは単発で終わってしまったのですが、この後にSTT(スペシャルタスクチーム:不正対策専門チーム)が結成され、FFXIのゲーム環境が大幅に改善されることとなりました。

 丁度、当時はラグナロクでデモが盛んだった時期でもあり、FFXIに飛び火するのを恐れての素早い対応だったと考えています。スクエア・エニックスは日本を代表するゲーム会社ですし、事業展開もオンラインゲームだけでは有りません。消費者よる大規模な消費運動が起こった際の危機管理として、非常に良かったのではないかと思っています。

 以下が当時の資料です。(※資料先は長期間更新されていませんので、リンク等にご注意下さい)
 ・FF11-RMTNEWS(7/8 SylphサーバーRMT抗議運動)
 ・Gil Farmer in Quetzalcoatl Server

 RMTスレ保管庫より(2ch過去ログ)
 ・RMTer抗議運動@汁鯖
 ・7/7 RMT一斉抗議運動スレ

2008.02.17 Sunday

ROで行われたゲーム内デモについて

 こんにちは、さくっちです。今回は私の実体験の話です。
 
 ROのゲーム環境改善運動は、同時期に起きた様々な事件も幸いし一定の成果(BOTの著しい減少)を上げることが出来ました。その中で私はラグナロクオンラインユーザー連盟に関わっていた時代から、それなりの回数ゲーム内デモを主催してきました。今回は、そのデモについて少しお話をしようと思います。
 
 「ゲーム内デモは無駄だ」「デモするならリアルでやれよ」「課金しながらデモとか馬鹿じゃない?」
 この様な意見は、恐らく他のゲームでデモを場合も出ることでしょう。
 果たしてゲーム内デモは無駄なのか。少なくともラグナロクでは無駄では無かったと思っています。
 
 デモを主催する側、当時ROユーザー連盟にいた私は
 「運営会社が不正対策・ゲーム環境改善を行わざるを得ない状況を作り出す」
 事を目標に様々な活動を行っていました。
 デモによる直接的な圧力では、運営会社が対策を行うとは余り考えられなかったからです。
 
 デモは「意見を可視化」することが出来ます。署名等でも可能ですが、より分かりやすい形で示すことが出来ます。
 「これだけのユーザーが、運営会社が不正対策に対し不満を持ってデモを行っている」
 運営会社は、上記の事実をどのように考えますか? と問いかける事が出来ます。
 
 「STOP RMT!!」プラチナリボン運動もそうなのですが、意見の可視化というのは非常に重要です。
 運営会社とは異なり、ユーザー個人個人は弱い存在ですので、集まらないと大きな意見とならないからです。
 
 昔とは異なり、今は様々な法により消費者は比較的保護される様になりました。
 ですが「権利の上に眠る者」の話ではありませんが、保護されていても権利を行使しないのでは意味がありません。
 
 意見を可視化した上で、消費者として運営会社に対し改善の要望を出す。
 運営会社よりの回答を再度ユーザーにフィードバックする。それと同時に一般公開し、社会に対しても問いかける。
 ROユーザー連盟が行っていたデモは、おおよそ上記の様な内容に集約されると思います。
 
 
 最初にも書きましたが、幸いな事にROでは同時期に起きた様々な事件のおかげもあり、大規模な不正対策が行われる事になりました。徐々に増えつつあるとはいえ、未だ不正キャラクターは以前より低い水準を保っています。
 他ゲームで同様の活動を行うには、最初のきっかけを作ることなども含め色々と難しいのではと思います。
 
 ですが、他ゲームでこれから活動される方には一つ大きなメリットが有ります。
 それは、ラグナロクでは成功しているということです。
 他の運営会社に出来て、自分のゲームの運営会社に出来ない訳は有りません。
 その様に考え、その点を利用するようにしつつ頑張って下さい。

2008.02.16 Saturday

運営会社に代金を支払わないことが、ゲームの改善に繋がるのか

 こんばんは、さくっちです。昨日に引き続き手抜きです。といっても、同じ事を2度書くのも大変ですので・・・

 ※この記事は、2007年5月9日に書かれたものです。

 昨日に引き続き、あまり触れたくない話題でもある「ゲームを辞めないで代金を支払うから、運営会社が改善を行わないんだ」という意見について、考えていきたいと思います。


 ゲームを続けることは、運営会社に対し金銭を貢ぐ行為という意見を度々耳にします。多くの人間がゲームをやめれば、運営会社も利用者が辞める原因を改善するはず。ゲームを続ける人が多いから改善されないという意見です。

 単純にゲームをやめる事が改善に繋がるのか、私には疑問でなりません。

 一般的に、不買運動といわれるものは、不買の理由を明確に示し、外部に発信し、一定の規模を持って行わなければ意味がありません。不買運動は、不買という行為を圧力に何らかの目的を達成するために行われます。
 そのためには、既に購入している人、これから購入を行おうとする人に、運動に賛同してもらう必要があります。
 何故、不買運動を行うのか。相手が何を行えば、不買運動を中止するのか。
 そういった事を取りまとめる主催者の存在も、また不可欠です。
 目的無き不買運動、合理的な理由無き不買運動は、営業妨害にもなりかねない危険を孕んでいます。
 
 上記の様な条件をクリアした不買運動は、非常に有効な手段だと思いますが、単発的に「嫌だからゲームをやめる」者が増えても、それは不買運動にはなりえません。単なる利用者の減少と、何ら変わりありません。

 利用者が減少すれば、運営会社は、ゲームに必要なコストを圧縮したり、新たな販売物を増やす等を行い利益を確保する動きに出るでしょう。サーバーの統廃合やゲーム管理に要する人員の削減といった形でも現れてくると思われます。

 不買運動とは異なり、単なる利用者の減少の原因は多岐に渡ります。利用者の減少が直接ゲーム環境の改善に結びつく可能性は、残念ながら低いと言わざるを得ないと思います。

 不買運動を否定している訳ではありませんが、目的・理由が明確でない不買運動は、単に利用者の減少を産むゲームの寿命を縮めるだけの行為であり、ゲームを継続利用したい人に取っては百害あって一利無い行為だと思います。


 この、「ゲームをやめないで代金を支払うから、運営会社が改善を行わない」という意見、既にゲームをやめた方々より多く聞かれます。それは何故なのでしょうか。

 ゲームを続けている人にとって最も優先されることは、ゲームを続けることです。支払い停止はゲームをやめることです。これは、当然のことながらゲームを続ける事に反します。
 
 一方、既にゲームをやめた人にとってゲームの継続は最も優先される事項ではありません。ゲームをやめることが抗議活動と説いても、ゲームを続けている人の目的とは反します。このため、ゲームをやめることを前提とした意見は、ゲームを続けている人には受け入れ難いものです。
 ゲームをやめた人による、ゲームを続けている人に対する批判は、この立場の違いにより生まれるのでしょう。


 昨日の記事にも書きましたが、嫌だからゲームをやめたのであれば、嫌なことからは離れるべきです。いつまでも嫌なことにしがみついているのであれば、やめた意味が少なくなってしまいます。

 改善の為にゲームをやめ不買運動を行うのであれば、理由を含めて外部に向けて積極的に発信し、多くの人の賛同を得なければ効果は期待できません。何も行わずにゲームをやめることを勧めるのは、単なる利用者の減少と変わりありませんし、何よりゲームの存続を望む利用者の同意は得られないでしょう。

 運営会社に嫌な思いを味あわされたので、倒産を願い嫌がらせを行うことは、俗に言う復讐に当たります。
 それを目指すことも止めはしませんが、ゲームを継続している利用者の理解は得られないでしょう。


 不買運動は、ゲーム改善を運営会社に求める方法としては、有効な方法です。ですが、不買運動で無い支払い停止運動は、意味が薄いばかりかゲームにとって悪影響を及ぼします。

 支払い停止により改善を求めるのであれば、上記にも書いた様に最低限不買運動の形式を満たす必要があります。
 このため、「ただ単に運営会社に代金を支払わないことが、ゲームの改善に繋がるのか」という問いに対しては、私は改善には繋がらないと答えます。


 昨日今日と、ゲーム改善運動を行うに際に良く受ける批判意見についてお答えしてみました。
 同じような活動を行われている方々の参考になれば幸いです。
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